USECASE
導入 / 納入事例
補助金活用導入事例<東京都補助金:躍進的な事業推進のための設備投資支援事業>
最新の工作機械を導入し、金型加工の生産性を大幅向上
A社 概要
- 企業名
- A社
- 業種
- 部品加工
- 事業内容
- 金型部品の橋梁部品製造
- 主要製品
- カメラ関係のゴムパッキン、免振部品
躍進的な事業推進のための設備投資支援事業を活用し、部品加工業のA社は老朽化した設備を最新の工作機械に更新。これにより、金型部品や橋梁部品の製造効率と加工精度が劇的に改善しました。特に公共交通インフラの老朽化に伴う橋梁・高架の更新需要や、高機能カメラ部品の増加する需要に対応するため、最適な設備導入が急務となっていました。
導入する機械
A社が導入したのは、オークマ製のマシニングセンタ(MB-46VEII、MB-56VII、MB-66VBの3台)と、牧野フライス製作所の形彫放電加工機(EDNC6、EDAF3×2台)です。牧野フライスのEDAF3は機械本体と電源ユニットが一体化したコンパクト設計で、ボールねじ軸芯冷却構造を採用し、高精度な加工を実現。また、オークマのMB-46VEIIはゆりかご式円テーブルを搭載し、1チャッキングで多面加工が可能になります。
課題
橋梁関係の金型などは、公共交通インフラの老朽化に伴う更新需要が堅調に推移しています。また、趣味の多様化によって一眼レフカメラやミラーレスカメラなどの高機能カメラの需要も増加中です。しかし、A社の保有設備ではこれらの需要を十分にこなせず、加工精度の向上要求にも対応が困難となっているため、老朽化した設備の更新が課題でした。
提案
牧野フライスのEDAF3は機械本体と電源ユニットが一体化しており、省スペースながら高精度を実現するボールねじ軸芯冷却構造を採用しています。オークマのMB-46VEIIにはゆりかご式円テーブルを搭載し、1チャッキングでの加工を可能にすることで、生産効率を大幅にアップさせる提案を行いました。
結果
コンパクトな設備を導入することで、限られたスペースを無駄にせず設置が可能となりました。また、最新の工作機械導入により加工精度が安定し、受注量も増加。事業の拡大と生産効率向上を両立させることができました。