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補助金情報
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)【2025年最新版】
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)とは?
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)は、IoT機器やロボットなど、省力化・自動化による生産性向上を目的に、あらかじめ登録された「製品カタログ」から対象機器を選んで導入することで、導入コストの一部を補助する制度です。手軽に申請できることが特徴です。
🎯 補助金の目的
- 人手不足の解消と省力化の促進
- 中小企業の生産性向上支援
- 賃上げにつなげる仕組みの支援
2025年版の主な特徴とポイント
✅ 補助率・上限額
- 補助率:1/2以下
- 補助上限額:
- 従業員5名以下:200万円(賃上げ要件達成で300万円)
- 6~20名:500万円(賃上げで750万円)
- 21名以上:1,000万円(賃上げで1,500万円)
賃上げ要件とは、「給与総額+6%以上」「最低賃金+45円以上」を申請時に計画として示すことを指します。
✅ カタログ方式の特長
- あらかじめ登録された機器を選ぶだけで申請が可能で、手続きが迅速かつ簡易
- 販売事業者との共同申請なので、導入の相談・支援が得られる
- 申請後1~2ヶ月程度で交付決定され、補助金が速やかに活用できる体制
✅ 審査・申請のしやすさ
- 自由度はやや低いが、審査・採択が迅速である点がスピーディ導入に好適
- 中小企業向け補助金として、他制度に比べて調整しやすく実用的
対象となる事業者
📋 基本要件
- 日本国内で事業を営む中小企業・個人事業主・一部の法人が対象
- 業種ごとの資本金・従業員上限に応じた中小企業要件あり
💡 詳細な業種別基準
- 例:製造業では資本金3億円以下または従業員300人以下など
- 小規模事業者は補助率が最大2/3まで引き上げ可能
補助対象となる経費
✅ 対象経費の例
- 製品カタログに記載された省力化製品本体価格
- 導入に必要な設置費、運搬費、設定費などの導入経費
❌ 対象外の経費
- カタログ未登録の機器
- 新規事業向け機器(既存事業の省力化目的が必要)
申請から採択までの流れ
📅 公募スケジュール(随時受付中)
- 2024年8月9日より、随時申請受付中となっており、公募回による制限は少なくなっています
📝 申請の基本ステップ
STEP 1:GビズIDプライムの取得
- 電子申請に必要なGビズIDプライムを取得(1〜2週間程度かかることも)
STEP 2:製品選定
- 公式カタログから省力化製品を選ぶ
STEP 3:販売事業者との連携・共同申請
- 販売事業者と共同で申請し、販売事業者からの招待により電子申請を行う
STEP 4:交付決定・導入
- 申請から1〜2ヶ月程度で交付決定
- 交付決定後、原則12ヶ月以内に設備導入・報告を実施
STEP 5:効果報告
- 補助事業終了後、3年間にわたり労働生産性の効果報告が必要
採択されるためのポイント
🎯 事業計画書作成のコツ
1. 労働生産性の向上目標を定量的に設定
- 交付後3年間で年平均成長率3%以上を目指す計画を立てる
2. 賃上げ目標の明記(上限額引き上げを目指すなら)
- 最低賃金+45円以上、給与総額+6%以上の計画を策定・従業員に表明
3. 人手不足の状況を具体的に示す
- 実際の残業記録、離職率、採用困難の実態などを証憑として明記
注意すべきポイント
⚠️ 申請時の注意点
- カタログに登録された製品でなければ対象外
- 共同申請が必須/販売事業者との連携が必要
- 賃上げ計画の未遵守は補助額減額のリスク
⚠️ 採択後の注意点
- 導入と報告は交付決定後12ヶ月以内に実施
- 効果報告(3年間)を怠ると交付決定取消の可能性あり
まとめ
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)は、手軽さとスピードが魅力の補助制度です。あらかじめ登録された省力化製品を用いて、導入が容易で、スムーズな申請プロセスが魅力です。労働生産性向上の明確な計画と、賃上げを盛り込んだ申請により、より高い補助上限額が期待できます。
導入を検討中の方は、対象製品・販売事業者との連携を早めに進め、計画的な申請準備をおすすめします。
📞 相談窓口
- 中小企業省力化投資補助金 公式サイト(カタログ注文型)
- 商工会議所・よろず支援拠点などの支援機関
※本記事は2025年8月時点の公開情報に基づいています。最新の詳細は公式公募要領にてご確認ください。